マジョさんとはえほん村オープン以来20年以上になるが、親しくなったのはほんの数年前からの事で、えほん村にホームページの制作を勧めたのがきっかけだったと思う。
すぐり物語の企画でわにわにネットワークが立ち上がってからは、親しいお付き合いが続いている。

ご主人の太三郎さんの作品集制作を依頼され、作品撮影のために再三えほん村へ向かううち、私は知ってはならない事を知ってしまった。
昔のイラストレーター年鑑に収録された現役バリバリ時代の太三郎さんの作品を、30年も前にデザインの勉強中だった私は見ていた事実。
それまでは、えほん村の主、マジョの亭主という認識しか持っていなかった大阪弁のおっちゃんは、グラフィックデザイナーという華々しくも通俗的な過去を持つ、私には同業の大先輩だったのだ。

マジョに囚われ、大魔王に首根っこを押さえられたあわれなクマは、今日も黙々とMacintoshに向かうのである。善良なペンションのオーナーに戻れる日は来るのか、、?

いや、さて、本題はマジョさんの写真である。
これがなかなか難しい。
何故かというと、いつも違う顔をしているのだ。
こどもを演じるときはこどもの、こぶたを演じるときはこぶたの、老婆を演じるときは老婆の。
写真はたくさん撮ったが、マジョさんの本当の顔が写真に写っていないのだ。これはなかなか手強い相手である。
▲お気に入りの人形「ドットちゃん」を演じるマジョ。
 人形の動きに会わせフットワークも軽い。
 この時、マジョはドットちゃんになりきっている。



2003年8月末、絵本作家でありダンサーでもあるアーチスト、レミー・シャーリップ氏が来日し八ヶ岳に滞在したが、その時のホストがマジョさんで、レミー氏の滞在中のようすを記録しインターネットにアップするのが私の役目であった。

3週間ほどに渡ったレミー氏の滞在中は当然えほん村にも足繁く通っていたのだが、その中でようやくマジョさんらしいワンショットをものにする事ができた。

これがその貴重な一枚である。

どうもマジョ本人は写真を見せたくないらしい。
でも、サイト制作者としてはぜひ掲載したい。
マジョの蜘蛛の糸に絡め取られたクマではあるが、ここでささやかなレジスタンスを試みよう。
唯一の強みは、マジョさんがホームページの作り方を知らず写真を消す事ができない事である。

写真と文と絵/清水稔三



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